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2006年11月

「パプリカ」>「時をかける少女」

Papu先週末より関東圏3劇場で限定公開の始まりました「パプリカ」、オープニング動員/興収は4371人/679万円をあげヒットスタートを切った、そうです。RANKING
メイン館であるテアトル新宿では初日は全回立ち見、2日間の動員/興収は2210人/346万円。同劇場でこの夏ヒットした「時をかける少女」(累計興収2.4億円)対比111%!今敏監督らの舞台挨拶のあった回以降も客足が途切れず、女性客も多く見受けられ今後の拡がりが期待される、そうです。「時をかける少女」のように全国的に数字が拡がるか???RANKING

「めぐみ」これも単館拡大?

Megumi 先週末全国37スクリーンで公開されました「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」、オープニング興収1352万円。シネマGAGA!メイン館+シネコンの劇場編成はいわゆる単館拡大。でもその割にはスクリーン数が少なめなのは?RANKINGRANKING
この作品って初めはモーニングショー/レイトショーでこじんまりと公開を予定していたような印象でしたが、だんだん興行的にもいけそうな雰囲気になってきて拡げようかと思ったものの、いくらシネコンとは言え正月期間は作品数が満杯のため一度に70スクリーンでの公開は無理だった?それとも単に30本くらいのプリントで効率的に回していく戦略?

「ありがとう」 SMAPの歌ではありません

Arigatouプロゴルファー古市忠夫氏の実話を綴ったノンフィクションを映画化した感動ヒューマン・ドラマ「ありがとう」、オープニング興収4670万円。先週公開されました「椿山課長の7日間」と同程度の出足。最終興収3~5億円?
阪神大震災についての作品だけに、関西支社のテリトリーのシェアが47%なのだとか。この時期に公開するのなら、むしろ1月中旬から公開した方がよかった様な気もしますが。RANKING

「エンロン」日本ではこじんまりと公開

Enron11月18日から渋谷ライズXで公開された「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか」、オープニング2日間動員/興収は382人/58万円で全回満席のヒットスタートになった、そうです。RANKING
ドキュメンタリー作品でも最近「華氏911」(最終興収17.5億円)、「スーパーサイズ・ミー」(同1億円)等日本市場でもヒットの可能性はあるのに、アメリカで今世紀最大の企業スキャンダルと言われた事件をこんなにこじんまり公開する??38席の劇場で1日5回上映、むしろ満席にならないほうが事件??

ガーデンシネマ、アメリカ映画よりジャニーズ

Imouto_1 1月20日初日が決定した嵐・松本潤主演「僕は妹に恋をする」、前売りが公開2ヶ月前の11月19日現在恵比寿ガーデンシネマ1645枚、梅田ガーデンシネマ1030枚と好調だそうです。同じ嵐主演の「黄色い涙」も11月19日現在前売りが恵比寿3761枚、梅田2168枚と両劇場で販売記録を更新。梅田は「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」のヒットも含めて嵐様様かもしれませんね。RANKING
恵比寿ガーデンシネマってウディ・アレン作品を初めとするアメリカのアート系作品中心の番組かと思っていましたが...最近の邦画ブームの影響?多角化しないと経営難??

「プラダを着た悪魔」都会で人気

Prada 全米ではこの夏「M:i:III」に迫る累計1億2400万ドルを稼ぎました「プラダを着た悪魔」、オープニング興収1.9億円。アン・ハサウェイ「プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング」(最終興収3億円)対比388%。最近の女性向け作品と言うことでは「イルマーレ」(同見込11億円)と同じくらいの出足。RANKING
今回ロードショー地区とローカル地区のスクリーン数が17:83に対して興収は55:45と逆転しています。「イルマーレ」のオープニングがスクリーン数18:82に対して興収は36:64。ファミリー向け作品になると興収は20:80くらいになることもあるので、今回は「都会の観客はプラダに興味のある人がかなり多い」と言う強引で単純な結論で締めくくりたいと思います。

「デスノート」も「ガキの使い」も

Gaki 「デスノート the Last name」、公開17日目の11月19日に累計興収30億円突破!前作を上回りました。RANKING
この作品前作の200%のペースで推移していますが、前作並みのペースの売り上げの劇場が数箇所あるとか。共通する理由が金曜ロードショーの前作の地上波放映がなかったと言うこと。今回このテレビ放映がいかに効果的だったかを皮肉にも証明するサンプルになってしまいました。RANKING
最近の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で「日本で唯一ガキが放映されていない大分県かサンパウロに引っ越す少年を見送る」と言う企画が放映されていましたが、これって日本テレビのテレビ大分に対する皮肉?テレビ局の映画製作が盛んになると、こんなところにも影響が出てくるんですね...

「ソウ3」 効率的な拡大

Saw3 「ソウ3」オープニング興収1億円。「2」(最終興収4.1億円)対比135%。「1」(同3億円)対比280%。
上映スクリーン数の比較では「2」対比128%、「1」対比215%となっているので、拡大以上に売上の伸びが上回る好結果に!「4」は一気に倍?今までもそう欲張らなかったのが良かったのかもしれません。RANKING

「トゥモロー・ワールド」全米公開は12月

Tw 「トゥモロー・ワールド」オープニング興収1.6億円。クライヴ・オーウェン「シン・シティ」(最終興収10億円)対比67%、アルフォンソ・キュアロン監督「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(同135億円)対比7%。
この作品全米公開は12月25日から。しかしながらイギリス、フランス、ドイツ他20以上の国で先行公開されているんですね。「硫黄島からの手紙」が日本でだと分かるのですが、この作品でアメリカ未公開だとB級臭く思えてしますのは偏見?RANKING

■追記
文化通信.com11月21日の記事で「東宝東和「トゥモロー・ワールド」の2日間成績は、日劇1ほか全国229スクリーンで1億5968万2450円だった。」とあったためそれをベースに記事を書きましたが、その後他の通信発表で1.06億円となっていたため訂正いたしました。(11月27日)

「椿山課長の七日間」 伊東美咲よりも

Tsubaki 「椿山課長の七日間」オープニング興収4550万円。西田敏行と伊東美咲が競演した昨年の「釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪」(最終興収5.8億円)対比46%。シニア向けのコメディ(?)は案外少ないのでいけるかもと思いましたが、笑いはテレビで十分、と言うことでしょうか?RANKINGRANKING
もしかすると今回の一番のセールスポイントは「14才の母」志田未来が出演していること?彼女見たさに足を運ぶ観客、結構いたりして???

「氷の微笑2」全国シネコンロードショー

Bisho2 「11月11日全国シネコンロードショー」と言う事でいつの間にか公開になっていた「氷の微笑2」。メイン館・銀座シネパトス+シネコンなので、「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」同様これも単館拡大。
シネコンの内訳を見ると多いのが松竹マルチプレックスシアターズ、コロナワールド、ヘラルドエンタープライズ。本来サイト数の多いワーナーマイカルシネマズやTOHOシネマズの上映館が少ないところに、この作品のアメリカでの興行的失敗→日本での劇場ブッキングの苦労が見えるような気がします。RANKING
それでもせっかく劇場公開するのなら、腐ってもシャロン・ストーン、本人が来日して熱心にキャンペーン...なんてする訳ないか。

「東京タワー」ようやく放映

Tt 2006年本屋大賞受賞、国民的大ベストセラー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」、スペシャルドラマの7月放映が主人公の幼なじみの役で出演した「極楽とんぼ」の山本圭一の不祥事によって放送延期、「事実上の放送中止」「フジの損害は推定1億円」などと報じられましたが、代役で撮り直しようやく本日放映になりました。RANKING
来年の4月には劇場公開も予定されていますが、これって最近よくあるテレビ→映画の相乗効果?よく考えてみると「踊る大捜査線」「海猿」にしても連続ドラマ→スペシャルエピソードを映画で、の成功例。2時間ぐらいのドラマを2時間くらいの映画に作り直しても、内容同じで果たして成功するのだろうか?
来年1月のフジの月9は速水もこみちで「東京タワー」に決定!と言うニュースも。それだと同じ話を短期間に3回映像化?更に不利???

「さくらん」 単館拡大作品の方に

Sakuran 来年2月24日公開「さくらん」の前売り券が渋谷シネクイント他全国27館で発売、ペア券の売れ行きが特に好調で1000枚を超えたそうです。中でも梅田ガーデンシネマでは「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」のペア券販売時比較300%!RANKING
アスミック・エースはその前に「鉄コン筋クリート」が控えているのですが...下位チェーンにかかる作品より、単館拡大作品の方に力入れている?

「テキサス・チェーンソー」渋谷東急系で全国公開

Tex 「テキサス・チェーンソー ビギニング」オープニング興収2030万円。国内ボックスオフィス初登場11位。前作「テキサス・チェーンソー」(最終興収1.5億円)対比59.8%。RANKINGRANKING
「GOAL!2」の公開延期のピンチヒッターとして急遽公開されましたが、同日同映画会社配給の「ウィンター・ソング」より少ないスクリーン数で興収は上回りました。ホラー映画の方が香港映画より固定ファンが多い?と言っても低レベルでの争い。「ホステル」くらいスクリーン数絞れば「好調」と表現できた?

「ウィンター・ソング」華流の復活は遠い?

Winter「ウィンター・ソング」オープニング土日興収1760万円。金城武「LOVERS」(最終興収23億円)対比4.5%。最近だと「アキハバラ@ディープ」と同程度のかなり低い出足。と言ってもよく考えると、陳可辛監督作品は「君さえいれば 金枝玉葉」「ラブソング」と90年代に人気を博したものの、当時でもアートシアターでの公開で興行的に大ヒットはしていませんでしたね。RANKING
韓流どころではないくらい長い間停滞の続く香港映画。ご当地香港でも今週のボックスオフィスNO1は「デスノート the Last name」。80年代に大人気だった成龍もかつての勢いはなく、ここ数年日本・香港共にヒットしたのは「少林サッカー」(最終興収28億円)、「カンフー・ハッスル」(同17億円)。周星馳の新作が待ち遠しい?(単純!)

「サッド・ムービー」1年前だったら

Sad_1 「サッド・ムービー」オープニング土日興収6088万円。チョン・ウソン「私の頭の中の消しゴム」(最終興収30億円)対比27%、チャ・テヒョン「僕の、世界の中心は、君だ。」(同2億円)対比176%。最終興収10億円越えは厳しい!RANKING
昨年の今頃「私の頭の中の消しゴム」と「四月の雪」が大ヒットしていたのに1年でこんな状態になるとは...韓流バブルあっという間にはじけてしまった?こんなことなら「消しゴム」に続いてさっさと公開しておけばよかった??

「NANA2」公開までもう少し

Nana2_3 公開中に続編が決定したもののキャスティングから難航、先日ようやく撮影終了した「NANA2」。12月9日初日の4日前、5日に東京国際フォーラムホールCで完成披露試写会/監督・出演者による舞台挨拶が行われる予定だそうです。RANKING
クランクアップ時に主演の中島美嘉と市川由衣は「2人は抱き合って大喜び。市川が『(劇中で)ハチがナナに憧れるように、私も美嘉ちゃんのことを心から素敵だと思った。一緒に出演できて本当に良かった』と話すと、中島も『私も(市川は)本当にハチにしか見えなかった』と返し、互いに『寂しいよぉ…』と瞳を潤ませた。1カ月半の撮影を通じ、2人はナナ、ハチに負けない友情を育んだ様子」と報じられる一方、「とにかく中島が気まぐれで、ドタキャンも少なくない。これでは宣伝活動もやりたくない、というのが共演者の本音」と、公開までまだまだ波乱がありそう?RANKING
今年に入って「海猿」「デスノート」とパート2が前作を大きく上回る邦画。この公式から言えば前作(最終興収40.3億円)を大きく上回る目標77億円もありえない数字ではない???TBS製作映画としても「日本沈没」(同53億円)「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」と大ヒットが続いているので、期待が持てる?
ちなみに前作は12月11日(月)に地上波で放映予定。「デスノート」の成功例から考えると、公開前の放映の方がいいと思うのですが...

「ホステル」渋谷でひっそりと公開

Hostel 本年度最初の全米ボックスオフィスでNO1に輝いた「ホステル」。日本では10月28日からシアターN渋谷で公開が始まり9日間で動員/興収が2711人/399万円と好調を維持している、そうです???RANKING
この作品クエンティン・タランティーノ製作だし、アメリカの成績から考えてももう少し宣伝費をかけて拡大公開してもヒットの可能性あったのでは?気分が悪くなり最後まで映画を見られなかった観客に入場料を全額返金する「嘔吐バックキャンペーン」をするほどえげつない作品でひっそりと公開せざるおえなかった?そのくらいインパクトがある方が逆にいいと思うのだけど...「ソウ」シリーズのように。

「ヴィスコンティ生誕100年祭」閉幕

Lv10月7日からテアトルタイムズスクエアで開催された「ヴィスコンティ生誕100年祭」、11月2日に大好評のうちに閉幕したそうです。上映作品は「山猫 イタリア語完全復元版」「ルードヴィヒ 完全復元版」「イノセント 無修正&完全復元版」の3本。動員/興収が初日604人/83万7300円、最終日661人/95万5500円。全興収2000万円を記録。RANKING
売り上げの芳しくない「ナチョ・リブレ 覆面の神様」を早々に打ち切ってアンコール上映したい?

「7月24日通りのクリスマス」竹内結子だったら?

24thjuly_1「7月24日通りのクリスマス」オープニング土日興収7400万円。大沢たかお「子ぎつねヘレン」(最終興収18億円)対比43%、中谷美紀・村上正典監督「電車男」(同37億円)対比26%。今週のボックスオフィスで東宝邦画系前番組・公開6週目に入った「涙そうそう」を下回る不本意なスタートになってしまいました。RANKING
この作品、当初竹内結子の女優業復帰作になるはずだったのがクランクイン直前に降板、同じ事務所の中谷美紀が代役を務めた作品。今回公開時期に併せた(?)竹内の離婚報道。彼女が当初の予定通り主演していたら話題にはなった???RANKING

「黄色い涙」に女性が殺到

Kiirototo「ジョゼと虎と魚たち」の犬堂一心監督と言うよりは、ジャニーズ事務所の「嵐」主演「黄色い涙」。10月28日から恵比寿/梅田ガーデンシネマで前売券が発売になり、発売開始と共に20~30代の女性が殺到、客足は途切れることがなかったそうです。
オープニング2日間の売り上げは恵比寿1621枚、梅田931枚。ちなみに恵比寿の劇場記録は「RAIZO1999」の3282枚、梅田は「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」の2144枚。さすがジャニーズ事務所所属タレント作品、強いですね。RANKING

助けて、ヨン様!

TOHOシネマズ六本木ヒルズで9月9日から10月18日まで公開され、累計動員/興収2万4595人/興収3534万円を記録しました「四月の雪 ディレクターズ・カット 完全版」、11月11日から同劇場でのアンコール上映が決まったそうです。公開終了からわずか1ヶ月でのアンコール興行は史上初(?)、だとか。RANKINGRANKING
今週国内ボックスオフィス第1位「デスノート the Last name」、第2位「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」のどちらも上映していない同劇場、ヨン様に助けを求めた?

「手紙」 直木賞よりテレビ局?

Tegami_2「手紙」オープニング土日興収1.2億円。山田孝之「電車男」(最終興収37億円)対比43%、沢尻エリカ「シュガー&スパイス 風味絶佳」(同7億円見込)対比121%。生野慈朗監督の前作「どっちもどっち」(主演明石屋さんま・松田聖子・沢口靖子)は16年前と古すぎて資料がありません!RANKING
「秘密」(最終配収4億円)、「g@me.」(最終興収6.4億円)、「レイクサイド マーダーケース」に続く東野圭吾原作の映画化ですが、映画での大ヒットはまだ出ませんね。直木賞作家の原作でも、今はテレビ局が製作に絡まないと邦画のヒットはしんどい?

「デスノート the Last name」地上波効果?

Lastname「デスノート the Last name」オープニング土日興収7.6億円。前作(最終興収28.5億円)対比187%!今年公開された邦画では「LOL 海猿」(同71億円)、「ゲド戦記」(同77億円見込)に続く好スタート!!祝日初日の金曜日を含めた3日間興収は12億円!!!同じように祝日を含んだオープニング3日間比較で「日本沈没」(同52億円)対比133%。RANKING
10月27日に金曜ロードショー20周年特別企画として日本テレビで放送された「DEATH NOTE(前編) ディレクターズカット特別篇」の平均視聴率は24.5%。本年の金曜ロードショーとしては7月に放送された「ハウルの動く城」(32.9%)に次ぐ2位の数字となったそうですが、DVD未発売・公開から4ヶ月での異例の地上波放映としてはいまひとつ?しかしながら映画の宣伝としては最大の効果を生んだ??
次は「NANA2」、その次は「パイレーツ・オブ・カリビアン3」と地上波での前作放映、加速しそうですね。RANKING

「上海の伯爵夫人」20代~50代+70代

Shanhai 先週末からBunkamuraル・シネマで公開の始まりました「上海の伯爵夫人」、オープニング興収/動員は1008人/141万円で全回満席の大ヒットスタートを切ったそうです。RANKING
客層は「ジェームズ・アイボリー監督と脚本家カズオ・イシグロのファンらしき30~50代の男女、1930年代後半の中国が舞台のためか70歳以上と見られる高齢者、真田広之ファンらしき20~40代の女性も多く、夕方や夜の回は20代カップルが多数来場した」と分析されています。あと10代と60代が加われば完璧??

「トンマッコルへようこそ」に感動

「トンマッコルへようこそ」本日見に行ってきました。基本的に感想は書かない方針なのですが、皆さんの評判通り笑って泣けるいい映画でしたね。キャラクターの立ち具合、映像のユニークさ、音楽の美しさ、反戦メッセージの全てが見事に融合した2時間12分。おすぎのように「トンマッコルへようこそ、トンマッコルへようこそ、トンマッコルへようこそ!」とタイトル連呼したい気分。韓流スターが出ていないからと迷っている方も、嫌韓流の方々にも、「ワールド・トレード・センター」を見て「こんな部分を描いて反戦映画になっていない」と感じた皆様にも、ぜひ見て欲しい一作です。RANKING

「トンマッコルへようこそ」残すはヨン様のみ?

Tonma 韓国で2005年度の興行成績第1位に輝いたヒューマン・ファンタジー・ドラマ「トンマッコルへようこそ」、オープニング興収3300万円。2006年興行成績第1位「グエムル」(最終興収見込3.5億円)対比45%、2005年第2位「マラソン」(同3.2億円)対比79%。韓国での成績、日本では全く比例しませんね。おすぎのタイトル連呼も空しく、今週のボックスオフィス初登場ぎりぎり第10位でした。RANKINGRANKING
韓国映画が興収20億円を超える時代はもう来ない?ヨン様に新作映画を早く撮って欲しいというのが関係者の切なる願い?(結論がいつも同じですいません。でも結構当たっていると思うのですが。)

「木更津キャッツアイ」単館拡大で第1位

Kisarazu_1今週のボックスオフィス第1位「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」、オープニング興収3億円。テレビ→映画のパート2つながりで「TRICK2」(最終興収21億円)対比70%。RANKING
前作「日本シリーズ」(最終興収15億円)はシネマライズと木更津東映で2週間先行公開された後順次全国公開されましたが、今回は全国244館同時公開。「単館拡大公開の一斉公開としては過去最高の規模」だそうですが、作品の力?シネコンのおかげでマーケットが整ったから?RANKING
そもそも「単館拡大」と言う言葉、死語になりつつありますね。=日劇の作品が一番強い番組と言う時代は終わりましたね。一般のお客さんにはそんなことどうでもいいことなんでしょうが。

「虹の女神」東宝配給なのに...

Niji岩井俊二監督が本格的なプロデュース業に挑んだ切ない青春ストーリー「虹の女神 Rainbow Song」、オープニング興収3700万円。先週公開されました市原隼人「天使の卵」対比87%。東宝配給作品としては今年公開された中で最低記録を大幅に更新してしまいました。
出演者は市原隼人+月9ヒロイン上野樹里+「Dr.コトー診療所2006」「フラガール」とテレビも映画もヒット中の蒼井優だったのですが...東宝の力を持ってしても駄目な時もある?ここ数年は強い作品が東宝に集まっている為東宝が強いように見えるものの、肝心なのは作品の力?それとも単に製作がテレビ東京だったから???RANKING

「ただ、君を愛してる」が今ひとつの理由

Tada堤幸彦監督「恋愛寫眞」を基に、「いま、会いにゆきます」の人気作家・市川拓司が新たに書き下ろしたアナザー・ストーリー「恋愛寫眞 もうひとつの物語」の映画化「ただ、君を愛してる」、オープニング興収1.2億円。「いま、会いにゆきます」(最終興収48億円)対比40%、「恋愛寫眞」(同2億円)対比315%。作家・市川拓司+主演・月9「のだめカンタービレ」玉木宏/NHK朝の連ドラで知名度が全国区になった宮崎あおい+主題歌・大塚愛とヒットの要素は揃っていると思われたのですが...RANKING
この作品は、多くのヒットTVドラマを手がけ最近では「レガッタ 君といた永遠」「天使の梯子」の演出を手がけた新城毅彦の劇場監督デビュー作。「東京ラブストーリー」「ロングバケーション」等の多くのヒットTVドラマを手がけ、「東京フレンズ The Movie」「バックダンサーズ!」と映画では大ヒットに至らなかった永山耕三監督同様、テレビでの実績と映画は別物?
いや、単に若い人向けの恋愛もので実績のない東映配給だから?言いたくないのですが、これが東宝だったら大ヒットしていた?結局理由は???です。

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